つくし日記 ~日々の暮らしと翻訳と~

書くこと、歩くこと、自然を愛でることが好き。翻訳の仕事をしています。

マインドフルネスとなぞなぞ

カウンセラーの先生にマインドフルネスを教わった。

いろいろと(イヤなことなど)考え出すと止まらなくなってそればかり考えてしまう、そのような癖にはどう対処すればよいかと尋ねたときのことだ。マインドフルネスとは、ご存じの方も多いと思うが、ざっくり言うと、いまこの瞬間に注意を向ける方法である。

教わって以来、日常でよく使うようになった。
包丁でじゃがいもを剝いているとき、散歩しているとき、知らぬうちに考えごとの渦に巻き込まれていることに気づいたときなど、いつでもできる。そして、私にはとても有効なようだった。

 

ある日の夕暮れどき、姉がなぞなぞを出してきた。姉は離れた場所にいるためメールでのやりとりである。うーん、わからんなぁ…。でも降参するのはくやしいので、翌日まで考えてみることにした。

お返事待ってるよと言われたため、これはどうしても正解のお返事をしたいと私は燃えた。その日、調理をしているときも、お風呂に入っているときもそればかり考えた。一晩眠って起きた朝もちゃんとなぞなぞのことを思い出し、また考えた。

そこでふと気づいたのは、なぞなぞからも、マインドフルネスを実践したときの効果を部分的に得られるのかもしれない、ということだ。なにしろ、なぞなぞを出されてからそれまでずっとなぞなぞに集中していたおかげで、あれこれ余計なことを考えずに済んだのだから。

結局、私が出した回答は間違っていた(が、考え方としてはベリーグッドで惜しかったと私は思っている)。でも、正解しようがしまいが、楽しみつつぐるぐる思考から逃れられていたのだから、それでよい。また次のなぞなぞを楽しみにしたいと思う。