つくし日記 ~日々の暮らしと翻訳と~

書くこと、歩くこと、自然を愛でることが好き。翻訳の仕事をしています。

少し遠くをみること

 

きょうは受診日。朝一番の予約。

自宅からせっせと歩き、診療開始時間の2、3分前くらいに到着したのだが、すでに会計で呼ばれている人がいた。早わざだな。これまで受診していた土曜日にくらべると、平日の朝一番ということですいているのがなんだか新鮮。

いつもは白衣の先生が、きょうは深緑色のポロシャツだった。

血液検査などの処置は別のスタッフがやるので白衣ではなくてもいいと思う。ここは心療内科だし、むしろ私服の方が、患者さんにとっては緊張が和らいで好ましいのかもしれない。

いつもと同じように簡単な会話だけして診察室を出る。

次回は9月。
何事もなければ、この「次回」から減薬を開始する方向で先生と話をつけてある。

次は涼しくなったころに、とのことだったけど、果たして9月上旬、暑さはおさまっているのだろうか。

そして予約日は、ナレーションのオーディションの直前。先生が運営する事務所のオーディションに何度でも挑戦できるチャンスが、レッスンの修了生全員に与えられる。

少し先に思えるけれど、その日が来るのはおそらくあっというまであろう。

レッスンをすべて終えた私たちはどんなふうに変化しているだろう。

私の気持ちにどんな変化が起こっているだろう。どちらを向いているだろう。

自分は、家族は、周りの人たちは、社会は、世界は、どう変わっているだろう。

 

こんなふうに、絶望ではなく希望をもって少し遠くを見られる余裕があるのは、調子がわるくない証拠。ありがたいなと思う。