つくし日記 ~日々の暮らしと翻訳と~

書くこと、歩くこと、自然を愛でることが好き。翻訳の仕事をしています。

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

本から本へ つながる読書

先日、1冊の本を読み終えた。 『語れ、内なる沖縄よ わたしと家族の来た道』(エリザベス・ミキ・ブリナ 著 石垣賀子 訳)みすず書房 沖縄出身の母とベトナム帰還兵である白人のアメリカ人の父とのあいだに生まれ、アメリカで育った著者。アジア人の母を軽ん…

福島へ 学び、楽しみ、祈る旅

ずっと行ってみたかった福島県に行ってきた。 福島県の自然と歴史、郷土料理、福島県生まれの野口英世などについて、学び楽しみ祈りながら旅した2日間だった。 郡山駅から車(レンタカー)で約1時間半。遠くのなだらかな山並みが美しい猪苗代湖では水辺の鳥…

帰省、5年半ぶりの5日間 (5) また、くるね

帰省5日目。 最終日。 今も捨てられずに置いてある自分の学習机から、古い手紙の束を見つける。持っていくことにする。 荷物の準備をしてお昼前に自宅を出た。駅までは母に車で送ってもらう。 うながっぱちゃん、さようなら。 家族の、友人の元気な顔を見れ…

帰省、5年半ぶりの5日間 (4) 歌、おにぎり、山

帰省4日目。 私に合わせて休みをとってくれた姉と過ごす日。 母も連れてカラオケとカフェに行くことにした。姉と母はちょくちょくカラオケに行っているらしい。 母の歌好き(しかも歌唱力抜群)は、おそらく祖父から譲りうけたものであろう。祖父は家庭用カ…

帰省、5年半ぶりの5日間 (3) 友人の家、友人の世界

帰省3日目。 きょうは中学のとき3年間同じクラスだった友人の家に行く日。 駅から友人の愛車(個性的な小型マニュアル車)に乗せてもらい、彼女の家に向かう。「見た目昭和、中身は平成、大正築の二軒長屋に引っ越した」と聞いていたので、以前からおじゃま…

帰省、5年半ぶりの5日間 (2) 懐かしのキャンパスへ

帰省2日目。 学生時代の友人と、私たちの母校である大学へ行く日。 友人が車に乗せて連れていってくれるというのでお願いすることに。 待ち合わせ場所である友人の自宅の最寄り駅までは、電車で行く。 その駅と、私の実家の最寄り駅を結ぶ電車は、通勤通学時…

帰省、5年半ぶりの5日間 (1) 帰宅

仕事を5日間お休みにして実家に帰っていた。 帰省するのは2018年10月以来なので、実に5年半ぶり。 もともとそれほど頻繁に実家に帰るほうではないのに加えて、コロナの流行や強迫症の発症など移動を妨げる出来事が立て続けに起こったため、気づけば思った以…

書評と理想的本箱

きのう、本を返却するために図書館へ行った。 毎回、返却したら新しくまた何冊か借りるのだが、今回は諸事情により借りていない。 その代わりに、もうひとつやりたいことがあった。 それは、過去の新聞を閲覧させてもらうこと。 この10日間ほどの新聞は利用…

色とりどりの春とアマリリスその後

これはきのうの桜。 青空の下で咲く桜もいいけれど、背景がこんなふうに白っぽい、花曇りの日の桜も好き。 きょうは雨。風も強い。桜さんたち、どうしているだろう。 地面に目を向ければ、足元を明るく照らしてくれるのはたんぽぽ。クローバーもいっぱいでと…

卒業

「卒業」というタイトルで書くには少し遅すぎるけれど、この春、私はあることから卒業した。 そのあることとは、強迫症(不潔恐怖)の行動療法である。 薬物療法は現在も続けているが、行動療法はひとまず終了してもよいと思われる程度の状態まで、症状が回…