つくし日記 ~日々の暮らしと翻訳と~

書くこと、歩くこと、自然を愛でることが好き。翻訳の仕事をしています。

今回の年末年始

きのう、年内最後の納品を終えた。やったー! 解放感。 (その解放感により、実はきょうはあまり進まなかったのであった。) 日記を見ると、この数年間、年末年始は会社員である夫の休み(たいてい毎年9連休くらいかな)に合わせて私も仕事をお休みにしてい…

減薬 30→30(現状維持)

2ヵ月に1度の心療内科。 強迫症の治療のために処方されている薬を現在、少しずつ減らしている。 ことしの9月に減薬を開始。1日当たりの用量を40 mgから35 mg、35 mgから30 mgへと順調に減らすことができた。日常はとても落ち着いていて、減薬による影響は(…

案の定

12月の初めごろに「今月は慌ただしくなりそうだ。お別れの準備をしなくてはならないし、11月にイマイチだったから仕事の面でも巻き返したいし、勢いで翻訳会社に2社同時に応募してしまったし」という内容の記事を書いた。 案の定、という感じである。 案の定…

万城目学さん

先日、「図書館と県民のつどい」というイベントへ行ってきた。 お目当ては、直木賞作家 万城目学さんの記念講演。 たしか広報か何かでこの講演があることを知り、すぐさま申し込んだ。先着700名だったが早々に「満員御礼」に。すぐに決断して本当によかった…

帰省の記録(2024年11月末)

先日も書いたが、先月末に名古屋で開催された翻訳イベントへの参加を兼ねて、岐阜県東濃地方の実家に少しだけ帰省していた。 5日間をお休みにしたのだが、行きと帰りの2日間は移動日(移動は片道約5時間)となったため、まるまる滞在したのは3日間。そのうち…

翻訳祭2024

ことしのJTF翻訳祭は会場(10月末、金沢)とオンライン(10月末~11月末ごろまで)のハイブリッド形式で開催された。今回私はオンラインで参加した(JTF=日本翻訳連盟)。 魅力的な講演が数多く準備されていたため、あれもこれも視聴したくて早めに取り組ん…

別れと初詣、そして人形とカリフローレ

離婚することになった私たちだけど、いつもの年と同じようにひと足早い初詣に行く。 コロナ禍以降、前年の12月から初詣ができるようになったこの神社。ほら、もうヘビさん。 おそらく来年の春ごろにはもう一緒には生活していないであろう夫と、そのころには…

ことしの12月

目の蛇口の故障は一時的なものだったようで、その後は問題なく、元気に通常運転の日々です。先日の記事を読んでくださったみなさま、心配をかけてしまったかもしれず申し訳ありませんでした。あたたかい言葉をかけてくださった方、記事を読みに来てくださっ…

目の蛇口の故障

きのうの夜、目の蛇口が故障してしまって水が出っぱなしになった。 しかたなく、止まらないまま布団に入った。 寝ているあいだに修理屋さんがきっちり直しておいてくれるかな、と思ったら、けさになってもまだ直っていない。 しかたがないので散歩に行く。 …

偶然出会った3冊

実家方面で開催された翻訳のイベントに参加するために数日間帰省していた。 ごく短期間の帰省であるし、イベント前後は緊張や疲れをやりくりするのに精一杯なのではないかと考えて(心身ともにキャパが狭い私なので)人と会う約束などは入れず、家族とおとな…

翻訳のイベント「PROJECT Nagoya 2024」に参加

先日、JAT(日本翻訳者協会) のイベント「PROJECT Nagoya 2024」に参加した。 講演がどれも素晴らしかったうえに、ほかの参加者と交流する時間も設けられているなどとても充実した内容で得るものの多いイベントであった。勇気を出して参加してほんとうによ…

旅立ちの前に

翻訳関連のイベントに参加する(しばらく自宅を離れる)ため、この数日間、準備をしたり済ませておかなくてはならないことを順に片付けたりしていた。 とはいえ、1週間にも満たない外出であるし、仕事もほどよく済ませられるようにしておいたし(むしろ手が…

これからも谷川俊太郎さんとともに

詩人の谷川俊太郎さんが亡くなったことを知る。 学校の教科書で出会って以来、ずっと私の人生とともにある谷川俊太郎さんの詩。心のなかにしまってあるそのいくつもの詩に、私は何度も救われてきた。 どうやって言葉にすればいいのかわからないこの一人の詩…

翻訳関連の対面行事に参加することにした

今月、翻訳関連の対面行事に参加することにした。 季節がらみの不安(寒さやそれに伴う不調に対する不安)、遠方であること(移動に関する不安や宿泊が必要であること)、まる1日の長時間にわたる行事であること(いろいろ不安)、知らない人が大勢集まる行…

本屋とともに何が消えるか?(東京新聞)

気になる新聞記事があった(Web上にも同じ記事が掲載されていた→以下のリンク)。姿を消しつつある書店に関する記事で、本にかかわる3名の方の思いが記されている。 <考える広場>本屋とともに何が消えるか?:東京新聞 TOKYO Web 私も本屋さんに行くのは大…

夢は叶えるもの ターシャ・テューダー 人生の軌跡展に行った日

自然とともに生きる喜び、手づくりの喜び、興味のあることに挑戦する喜び。 そんな喜びにあふれる、物語の世界に入り込んでいるかのような幸せな時間を過ごしてきた。 『夢は叶えるもの ターシャ・テューダー 人生の軌跡展』 スズメの郵便ポストにお手紙を出…

レモネードと気球

先月の終わりに地域のお祭りがあり、少し覗きに行ってきた。 広場に設置されたステージでは和太鼓などのショーが繰り広げられ、辺り一帯にたくさんの地域団体のブースが設置されていた。みなさんとても元気でにぎやかで勇気づけられる。自分が地域に支えられ…

減薬 35→30

10月最終日のきょうは受診日だった。 診察開始10分前にクリニックに到着したら1番に診察してもらえた。 === 私は旧姓だと「あ」行で、小中高では出席番号順だとたいてい女子の1番だった(いまは男女混合名簿なのだろうか)。1番だと、先生から何かと面倒…

元CAの裸電球4畳半

会いたかった人に会ってきた。6年ぶりくらいだろうか。 以前勤めていた翻訳会社で隣の席だった女性と、食事やお茶をお供に、近況や当時の思い出話を含めていろいろな話をした。 残りの人生、どのように生きていくかという話も。彼女と話をするときは、そのよ…

書きたいことがある日と何も思いつかない日と

とるに足らないことを含めて書きたいことがあり、いますぐにでも書かずにはいられないような、書きたいことが自分の内側からもりもり湧いてくるので何もかもを後回しにして書き留めておかなければ、というような状況になることがときどきある。 そういうとき…

『宙わたる教室』と大学生の姉のこと

『宙わたる教室』(NHKで放送中)を第2話まで見た。 舞台は定時制高校である。 そこには、さまざまな事情を抱える幅広い年齢の生徒たちが通っている。 第1話では、「ディスクレシア」という読み書きに困難を抱える障害のある男性を、第2話では、フィリピン人…

映画『悠優の君へ』

映画『悠優(ゆうゆう)の君へ』を観た。 私もわずらっている「強迫症」という病気を抱える登場人物が出てくる物語である。 ご自身も7歳のころから強迫症に苦しめられてきたという監督の実体験をベースに、高校生「悠(はる)」と「優乃(ゆうの)」が徐々に…

これが私の人生、なのかもしれない

早くも、10月も2週間が経とうとしている。 朝、徒歩10分程度のところにある図書館に行きすこし遠回りをして帰ってきたのだが、10月もまもなく半ばだというのに、汗を拭くためハンカチを取り出さなくてはならなかった。 秋はたしかにここにいるのだが、日射し…

ふきんの上の花畑

約2年前に始めた刺し子。いまでも少しずつ楽しんでいる。 ことしの3~4月あたりに完成させようと、たしか年明けくらいから取り組んでいたミモザ。 なかなか進められなくて、春が終わり夏が過ぎ、ついに秋になってしまったのだが、なんとか、きれいな花畑にな…

秋のしるし

小雨のなか傘をさし、きょうも歩く。 いつもの公園のいつもの散歩道を、いつものようにぐるりとたどっていたところ、雨のにおいに混じるかすかな甘い香りを鼻がとらえたような気がした。 足元にはどんぐり、 と、そのすぐそばに落ちていたのはオレンジ色のつ…

9月のいろいろをごちゃまぜにして

9月が、夏が、終わっていく。今月は、この夏は、比較的よく動いた(変化が大きかった)と思う。お出かけにしても、仕事にしても、健康面にしても。書きたいことを書ききれていない感じがあるので、9月のこの最終日にすべて詰め込もうとしているけれど、うま…

『無人島のふたり』120日以上生きなくちゃ日記

『無人島のふたり』山本文緒(新潮社)、一気に読んだ。 膵臓がんステージ4bと告知されてから緩和ケアを選び、最期のときを迎えるまでの著者の日々が綴られている。 淡々と綴られているような印象だったから自分もそのまま受け止められるかなと思ったが、淡…

絵本のなかへ

ついこのあいだ9月が始まったと思ったのに、気づけば1週間後はもう10月。 でも、今週、遅い夏休みをもう1日つくる予定。けさも感じたように、ようやく涼しくなりつつあるけれど、夏の姿が完全に見えなくなるまであと少しかな。 この展覧会に行った日も、きょ…

原爆の図 丸木美術館

少し遅めの夏休みとして一日お休みをつくり、ずっと行きたかった場所へ。 原爆の図丸木美術館。 ここで、丸木位里、丸木俊夫妻が30年以上かけて描いた「原爆の図」を初めて見た。 第1部「幽霊」から第15部「ながさき」からなる全15部の大作である(「ながさ…

減薬開始 40→35

強迫症(強迫性障害)を治療するために約2年4ヵ月服用してきた薬を減らしていくことにした。 私が服用していたのは、もともとうつ病の治療薬として承認されていたSSRIという薬の一つである。のちに、投与量を増やして使用すれば強迫症に効果を示すことが確認…