つくし日記 ~日々の暮らしと翻訳と~

書くこと、歩くこと、自然を愛でることが好き。翻訳の仕事をしています。

染めるか染めないか、それとも…

この先もずっと、染めないでいこうかな、考えていた。

白髪。

一番は、手間がかかること。すぐにまた伸びてしまうこと。
そして、髪の毛が傷むこと。
それから、お金もかかること。

自然のままでいたい、自分にあまり手を加えたくない、という気持ちもある。お化粧も苦手なのだ。うまくいくならグレイヘアをめざそうか(でもきれいなグレイヘアに到達するまでが大変っぽい)、という考えもあった。

 

白い髪が出始めたころは気になって、根元のあたりで切っていた。

でも、しだいにそれも追いつかなくなる。

そのうち、見るからに増えてきたなぁ…と感じるようになってきた。

 

でも、仕事も家でしており人前に出ることはあまりないし、外出時はどの季節でも好きでほぼ帽子をかぶるし、もっと増えたとしても友人などに白髪のある頭を見せることに抵抗はないし、そんなに気にすることもないよね、と。

ところがある日、服を試着するために入ったお店の試着室で帽子をとったとき。
明るい照明にてらされた私の数多くの白髪が、光を浴びてきらめいているのを確認した。え、けっこう目立つやん! どうやら、そこまで明るくない自宅の照明が問題を矮小化していたらしい。

そんなこともあり、少し目立たないようにしてみようかな、という思いが急に湧き出てきた。これから人前に出る機会も増えるかもしれないし。

 

けさ、一番乗りで美容院へ。

グレイカラー、ファッションカラー、ヘアマニキュア。
この3つがあったが、どうすれば一番いいのか自分ではよくわからなかったため、自分の思い(髪を傷めたくないとか)を伝えた上で、美容師さんにアドバイスを頂いた。

ヘアマニキュア(少しだけブラウン)にすることにした、というか私は同意しただけでほぼ美容師さんが決めてくださった。

ヘアマニキュアは、髪に茶色いセロファンをかぶせたような感じ、との説明を受ける。

1時間ほどで作業が終わり、鏡を見ると、なるほど白髪のない人のように見える。作業前とはかなり異なる雰囲気。

ただ、近くで見ると、黒髪の中に、薄皮をはがすと白いのが出てくるよと言わんばかりのなんとなく白みを帯びたアーモンド色の髪の毛が混じっていることがわかる。

それでも、本格的な「染め」ではなくてもこんなふうに変わるのか!と感動する。

 

どのくらいもつのか、どのように変化していくのかまだわからないのでなんとも言えないが、美容師さんにやってもらった初めての白髪隠しは、現時点で「なかなかいいかも」と思っている。美容師さん、どうすべきかの判断も含めてありがとう。美容師さんご自身が、ずっと染めてきたけど(髪が傷むので)もうやめようかと思っていることや、周りの人の白髪事情、白髪への対応事情に関する情報もいろいろと教えてくれた。選択肢はいろいろある。

白髪がもっと増えてきたらどうするか、まだわからないけど、そのときはまた美容師さんに相談して考えようと思う。