つくし日記 ~日々の暮らしと翻訳と~

書くこと、歩くこと、自然を愛でることが好き。翻訳の仕事をしています。

あしたはどんな日になるのかな

午前中に一つ納品を済ませ、5月に納めなくてはならない仕事はすべて片づいた。
今週、あわただしかったので一息つくために近所の図書館へ行く。帰宅してから、来週月曜納期の小さな仕事も済ませて、納品できる状態にしておいた。

 

そうして迎えるあした。

いよいよやってきた6月。

あしたから、新しいことを始める。

未知の世界へ足を踏み入れる。

3月の下旬。体験レッスンから帰った直後は、もう行くまい、申し込むまい、別の方法を探ろう、と思っていた(こちら、体験レッスンについて書いた記事)。

興味のある世界ではあったものの、やはり自分とはかけ離れすぎているような気がする。無理。自分にはできない。レッスンに通うとして、うまくできない自分に毎回落ち込み、傷ついてみじめな気持ちを味わうことになるかもよ? 3ヵ月間も耐えられる? 人前に出ると声も身体もぶるぶると震えて何もかもうまくできなくなる私なのに集団レッスンなんて、大丈夫なの? 学ぶ以前の問題じゃない?

とても前向きには考えられなかった。

 

そんなある日のこと。

一通の手紙が届いた。

体験レッスンを受講したときに対応してくださった先生からだ。

そこには、体験レッスン時の私に対する率直で細やかな評価と、このような形でレッスンを進めていけばこんなふうによくなるという具体的なアドバイスやめざすべき方向がとても丁寧に示されていた。一人ひとりに向けたこのような対応と、その力強くあたたかい言葉に心を揺さぶられる。

 

やってみることに決めた。

あれだけ「もう行くまい」と強く思っていたのに、自分の心というものは何らかのきっかけでがらりと変わるものだ。単純だよね、おもしろいよねと笑ってみる。

 

ただ、決意はしたものの、申し込んでからも、やはり不安は次々と湧き出てくる。

不安や恐怖が8割、楽しみやわくわくが2割。

 

ところが不思議なことに、その日が迫るにつれて楽しみやわくわくの気持ちが増してきた。

いまは、不安や恐怖と、楽しみやわくわく、半々といった感じ。

あしたはどんな日になるのだろうか。

まったく想像がつかないけれど、楽しみにしていよう。

 

優三さんがかけてくれた言葉を心のなかでかみしめながら強く生きようとするトラちゃんの姿を支えに(いきなり『虎に翼』。毎日力をもらっている)、私もあしたから、やれるだけやってみよう、と思う。