つくし日記 ~日々の暮らしと翻訳と~

書くこと、歩くこと、自然を愛でることが好き。翻訳の仕事をしています。

ハクモクレンと、もったいない気持ち

近所の公園の大きなハクモクレンの木が白い花を咲かせた。

青空に映える白。遠くから見るとほわほわとした白い雪のようにも見える。

ハクモクレンって、すぐに散ってしまうイメージ。こんなに美しい満開の状態、この木の一番いいときに立ち会うことができてとてもラッキー。

 

今、夫は朝5:50頃に家を出ている。

諸事情により車が長いこと入院中で、電車と徒歩で時間をかけて通勤しなくてはならないためだ。

先日までは玄関の扉を開けるとまだ暗く、寒さや強風を伴う暗闇へと夫を送り出すのがとても心苦しかった。

ところが最近になって、明るい世界へ送り出せるようになってきた。夜明けがしだいに早くなっているのだ。

今週も、わりと小さめの短納期の仕事が続いて慌ただしく過ぎていき、気づけば3月もまもなく後半。今月は、あと2つすでに決まっている仕事があるが、その隙間にもうまいこと小さな仕事が入ればうれしいかな。でも翻訳団体のセミナーも2つ受講するし、翻訳以外に興味のある領域に関するレッスンを1つ受講する予定もあるので無理はしない。

きょうは午前中にひとつ納品したあと手が空いたのでほっと一息。

ふだんは夜寝る前に本を読むが、最近それもできずにすぐ眠ってしまっていたため、読み進められなかった本をぐんぐんと読んだ。心が大きく揺さぶられる本。ページをめくる手が止まらない。つい最後まで読んでしまいそうになったが、読み終えるのがもったいなく思えたので途中でやめ、こうしてブログを書くことにした。こんなふうに、本でも刺し子でも、終えてしまうのがもったいないような気持ちになって手を止めてしまうことがよくある。本でも刺し子でも、新しい作品を読み始めること、刺し始めることになぜか躊躇してしまい、初めの一歩を踏み出す勇気や覚悟が必要で、でも始めてしまえば止まらず、なのに終えてしまうのがもったいないという、なんとも面倒くさい性質なのだ。

でもそろそろブログを書き終えてしまう。

夫はまだ帰ってこないようなので、入浴→夕飯のしたくにはまだ少し早い。

読み終えるのがもったいない本に、また手を伸ばしてしまうかも。