つくし日記 ~日々の暮らしと翻訳と~

書くこと、歩くこと、自然を愛でることが好き。翻訳の仕事をしています。

病院と生どら焼き

2月とさよならして3月が出迎えてくれた今週。

ありがたいことに、日常も仕事もそこそこ調子よく過ごせたと思う。

いい春を迎えられそうだという予感がある。
新しいことに挑戦する一歩手前の行動を起こす小さな計画もあるし、旅に出たいという思いも叶えられそうな気がする(旅に出たいというと大きな計画のように思われるかもしれないが、私が現時点で計画できるのはプチ旅にすぎない)。

仕事もたくさんしたいけど、趣味の時間もほしいし本も読みたいし勉強もしたい。家族や、できれば友人との時間もほしい。たぶん私は、仕事の調子がいいと(仕事が多めにあると)、なぜかほかのこともどんどんやりたくなるようだ。

いまの私は欲張りだ。
2月に29日があってよかったと思ったり、もっと時間がほしいと思ったりする。
わずか2年前は、生きることをいますぐにやめたい、どうかやめさせてくれと泣き叫んでいたくせに。

心療内科への通院も、服薬も、カウンセリングも続けている。
きょうはちょうど心療内科の受診日だった。

同じ処方。まだ薬を減らすことは難しいみたいだ。

実際、きょうはその心療内科と薬局で少し怖いと思うことがあって、アルコール消毒や手洗いの頻度が上がってしまった。「もしかしたらウイルスがついているかもしれない」と強迫症(不潔恐怖)の私に思わせるような出来事があって、病院や薬局の受付の人と処方箋などを受け渡ししたり金銭のやり取りをしたりする際に気になったり、受け取った薬にももしかしたら…などと際限なく想像して怯えたりした(平静を装っているので見た目はふつうの人です)。

現在では、そういう状況から一気に悪化することはないと思うのだけれど(私の場合は薬が効果を発揮しており、薬さえやめなければ大丈夫な感じ)、やはりちょこちょここういう状況になる。

こういうことがあってもふつうの人(強迫症ではない人)だったら気にならないよね、と思って夫に確認してみたところ、やはり、おそらく気にならないだろうとのこと。そうだよね。わかってる。

薬局を出て夫が待つショッピングセンターに行き合流する。私が心療内科に行くときはいつも、散歩がてら一緒に歩いていき、夫が近くのショッピングセンターで過ごすというパターン。ショッピングセンターでは「会津フェア」が小さく開催されていた。会津は、今回、旅に出ようと思って候補に挙げている場所の一つだ。これは何かの縁かも、こうなったら旅先は会津に決まりか!などと思う。冷蔵ケースに並べられているおいしそうな生どら焼きの生クリーム味とチーズ味を夫と私、一つずつ買い、旅の資料を頂いて帰った。ちなみに、このときもまだ「私の手は汚染されているかもしれない(アルコール消毒を念入りにしたのだけど)」と警戒しており生どら焼きにさわれなかったため、夫に購入してもらった。あー、ほんとうはダメなんだよね、こういうときこそ私がやる、ってならないと。


生どら焼きはとてもおいしかった。