つくし日記 ~日々の暮らしと翻訳と~

書くこと、歩くこと、自然を愛でることが好き。翻訳の仕事をしています。

お休みの日

休日。朝、家事を済ませてから街に出る。

カウンセラーさんから、強迫症強迫性障害)の曝露トレーニングとしてできるだけ外出する機会を増やすように言われており、少しずつだが、空いている日は積極的に電車で出かけるようにしている。

まずは喫茶店へ。

小倉あんつきホットケーキをいただく。粒が大きくて食べ応えがありしっとりした甘めの粒あんがたっぷり。ホットケーキを食べるのは何年ぶりだろう。小学生の時以来かな。何もつけなくても豊かで素朴な味がするが、小倉とバターをつけるとますますおいしく楽しく頂ける。そこにシロップをかけるとなつかしい味わいが加わる(が、私には少し甘すぎたかな)。

接客は80を超えているようにみえる小柄でかわいらしいおばあちゃんだった。よかったら上着こちらにかけましょうかと声をかけてくれるなどあたたかい対応にほっとする。そのほかには店主の男性がひとり。親子だろうか。

ひとりだったので壁に向かって腰掛ける3人席に案内された。右と左には先客がいて、私は真ん中に入らせてもらう。見るとどちらの女性も、私の小倉あんつきホットケーキにさらにバニラアイスの乗っかった一段階デラックスなものを食べていた。しかも左の女性はそれに加えてサンドイッチも。私は少食なのでホットケーキだけでもう精一杯。たくさん食べられる人がうらましくなる。

今回は勇気が出なかったのだが、次の機会には曝露のハードルが高い、手づかみで食べなくてはならないトーストやサンドイッチに挑戦できるといい(挑戦しなくてはならない)。

ホットケーキはおいしかったが、やや窮屈で落ち着かなかったため早々に喫茶店をあとにして図書館へ向かった。市内では最も規模が大きく、広さはいつも行く近所の図書館のざっと10倍、いやそれ以上かな。広すぎてそわそわしてしまう。じっくり見たいところだが、あまり張り切りすぎると疲れてしまうため、1周して4冊だけ手に取り貸出カウンターへ持っていく。

引っ越してきたときに同じ市内に住む友人からこの図書館のことを教えてもらっていたのだが来るのは初めてだ。なぜもっと早く来なかったのだろう(あ、そうか。図書館の本に怖くてさわれなかったからだ)、歩いて10分で行ける近所の図書館と比べると少し遠いがこれからもっと利用していこう、と思う。

そのあと本屋さんに寄り、人への贈り物も含めて3冊購入。本のおみやげをたくさん抱えて帰宅した。

朝、別の用事で別の場所に出かける夫と一緒に家を出たのだが、帰宅は夫のほうが10分ほど早かったようだ。

午後、録画しておいた『友情』~平尾誠二山中伸弥『最後の一年』~を夫と一緒に観終えるともう夕方。出かけると一日があっという間だな。