きょうは仕事が早く終わったので、そのあとは勉強して過ごす。
実は、先月初めに始めたオンライン英会話は、キリのいいところでいったんお休みすることにした。リスニング力が低くうまく会話までつながっていかないことも多いため、もう少し自分で力をつけてからにしたほうがよいと思ったのだ。
いま学習に使用しているのは『単語耳』(松澤喜好 著)という本。以前使用していた同じ著者の『英語耳』が自分に合っていたので、同じシリーズのこちらもやってみようと思ったのだ。一つひとつ正しい発音を身につけることでリスニング力を上げる作戦である。
この単語単位での発音練習とともに、引き続きビジネス英語の教材やCNNなどネット上のニュースなどを利用して、まずはリスニング力を上げていく。
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私は書籍の翻訳には携わっていないのだが、原書と訳書を比較しながら読むのは好きだ。楽しいし、もちろん勉強にもなる。
私が携わっているのは産業翻訳、特に医薬やビジネスの分野の翻訳だが、対応しているものには、かたい文章からやわらかい文章までいろいろある。
得意なのは、やわらかい文章(ですます調)であることを伝えるようにしていたら、そういうものに対応させてもらえる機会がぐんと増えた。いまではそのようなものが全体の大部分を占める。なかにはストーリー性のあるようなものもある。私にとってそれはとてもうれしいことなのだが、そういう力ももっとつけていかなければならないということでもある(ただし、論文などかたい文章で専門性が高いものの依頼もいきなり来るので油断ならない。もちろん、私の手に負えないものは引き受けない)。
『モリー先生との火曜日』ミッチ・アルボム 作 別宮貞徳 訳
たぶん私は英語が好きというのではなくて、翻訳が好き。日本語が好き。
外国語と、プロの翻訳家が訳した日本語を比較して読むのは本当におもしろい。
こんなふうに訳せるのか!と一文一文に感動する。
『ふたりはともだち』アーノルド・ローベル 作 三木 卓 訳
小学2年生のときの教科書で出会ってからめっちゃ好きながまくんとかえるくん。
このふたりのゆったりとした会話とくすっと笑える行動をしちゃうところ、あったかいところがとても好き。原書が素晴らしくすてきなのはもちろん、その雰囲気も味わいも壊すことなく日本語でもそのまま楽しめるようにしてくださった訳者さんには、尊敬と感謝の思いしかない。
(訳者三木卓さんへのインタビューという素敵なページを見つけました↓)
明日2023年10月27日(金)は、何年ぶりかの対面での翻訳祭である。
参加される方々に、素敵な出会いと学びがたくさんありますように。