つくし日記 ~日々の暮らしと翻訳と~

書くこと、歩くこと、自然を愛でることが好き。翻訳の仕事をしています。

100冊目

誕生日に友人から2冊の本が届いた。

クリスマスとそれぞれの誕生日に本を贈り合っている同い年の友人からである。

20歳くらいのころからたいてい2冊ずつ(年に4冊)贈り合っているから、単純計算で行くと今回が99、100冊目の本になる。祝100冊!

角野栄子エブリデイマジック』(平凡社)と『身近な鳥のすごい巣』鈴木まもる(イースト・プレス)。

角野栄子さん。小学校低学年のころ、おばけのアッチシリーズが好きで、学校の図書館で順に借りて読んでいたことを覚えている。『カレーライスはこわいぞ』、『スパゲッティがたべたいよう』、『フルーツポンチ はい できあがり』などなど。魔女の宅急便も大好き。数年前から、雑誌やテレビのシリーズ番組でご本人のことを知るようになり、なんて素敵な人なの!と思っていたところだった。だから、角野栄子さんの魅力がたっぷり詰まった本の贈り物、とてもうれしい。表紙を見ただけでもうわくわく。

もう1冊も、野鳥が好きな私には最高の本。それぞれの鳥について実物大の卵のイラストも描いてあって、それがまたたまらない。ふだんは、散歩中に野鳥の姿を探したりその声に耳を澄ませたりする楽しみ方をしており巣や卵についてはあまり考えたことがなかったので、この本からは新鮮な驚きや喜びを得られそうだ。

仮に、本の贈り合いがこの先も途切れずに続いた場合、200冊目を迎えるのは25年後。お互い70歳かぁ…。お互い、贈らなきゃ、みたいなのはたぶんなくて、楽しみで贈りあっているうちに気づけば25年。この先もいつどうなるかわからないけれど、まずは、今回、99冊目と100冊目の本を受け取ることができたことを、とてもうれしく、ありがたく思う。